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Potters in Tohoku – latest news from Sendai – 東北の作家達の現状

仙台「杜の未来舎」の斉藤久夫さんから、五月の「とうほく陶芸家展 in せんだい」の準備状況と共に、東北の陶芸家さん達の置かれている現状をお知らせ頂きました。英国マス・メディアではほとんど取り上げられなくなり、東日本大震災も海外在住の邦人の間でしか話題にならなくなった今日この頃、特に作家さん達の情報は貴重だと思いますので、このブログに載せさせて頂きました。[G.K.] 先月まで近年まれに見る豪雪の中、山形、秋田、岩手、福島の4県を回り、東北の伝統窯や個人窯に立ち寄って、5月開催の「とうほく陶芸家展」への参加をうながしてきました。その結果、伝統窯では、堤焼、平清水焼、新庄東山焼、楢岡焼、小久慈焼、相馬大堀焼、相馬駒焼が参加することが決まりました。個人の作家も、本間伸一氏、伊藤文夫氏、村上与一氏等老若13名の作家の参加が決まっております。 伝統窯を回って感じたのは、20年くらい前にはあった徒弟制に基づく職人システムが崩壊して、ほとんどの窯が親子、家族で支えられていたということです。そうした窯でも、20年くらい前までには20~30人の職人を抱えていたのです。都会風の生活が田舎にも広がり、価格が安く、無機質でニュートラルな工業製品が出回る中で、たくさんの職人を使って昔ながらの手業で生活品を作っていた窯は縮小を余儀なくされてきました。大震災は、こうした従来からあった問題をいっそう加速化させる結果になった様です。なんとかこの苦境を乗り越えて、代々受け継いで来た技術が受け継がれ、地元の土や釉薬を用いた東北ならではの味わい深い器が生き残ってほしいと願うばかりです。 福島第一原子力発電所の避難区域、浪江町に窯を構える相馬大堀焼の陶芸家たちの多くは、現在、二本松市に避難しここで再起を図っています。今回の展示会には江戸時代から続く半谷窯の十六代半谷貞辰氏が参加を承諾してくれました。福島市で避難生活をしながら、福島市郊外の友人の窯に寄留して作品を作り続けています。 個人の作家の状況はいろいろですが、津波の被害が大きかった沿岸エリアの作家の中には、よい腕を持ちながらも、コミュニティーの復旧に追われ、窯の修復もまだで、なかなか仕事に復帰出来ない作家もいます。[H.S.] 東北炎の作家復興支援プロジェクトのリンク

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